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ナポレオンの閃き 


今日は、先週から始まったNapoleon Glanceという、少し変わった授業をご紹介します。
この授業はクラウゼヴィッツの「戦争論」に見るナポレオンの閃きの秘訣を、ビジネス戦略、リーダーシップ、そして個人の人生の生き方に当てはめていくかという、非常に独特ではありますが人気のある授業です。

この授業のキーコンセプトはStrategic Intuitionです。これを説明するために、そもそも皆さんは次のA,Bのどちらの考えが自分にフィットすると思いますか?
A:もし自分を信じ、明確な目標をセットして、一生懸命頑張るなら、どのようなことでも実現できる。
B:もしチャンスに備えて、チャンスを見つけ、チャンスをつかめば、たいていのことは実現できる。

Aの方が勇ましく、Bは控えめに見えますね。Aが理想主義的でBが現実的なようにも見えます。Aの考えの方が、一般的にはあるべき姿として語られることがおおいですが、実際に成功した人はBの考え方の方がしっくりくるかもしれません。

このNapoleon GlanceではBのほうの考え方を成功の秘訣として考えています。
現実の世界で意思決定をするときには、すべての情報が完全にわかって合理的に始められることは稀で、むしろそうした情報の不確実性を前にベストと思われることを、腹をくくって決めなければならないことが多いと思います。
その際に、単なるヤマカンでやるのでは失敗することも多いでしょうから、成功するためには戦略的なひらめき(Strategic Intuition)が必要であるということです。違う言い方をすれば、「何とかして勝つ」というよりも「これなら勝てるというときだけ戦う」という戦い方とも言えるかもしれません。

ナポレオンが古来から現在までの戦争史の中で最も短期間でヨーロッパを平定できたのも、ナポレオンが、単なる兵法論のセオリーの当てはめでもなく、かといえば向こう見ずな蛮勇でもなく、戦略的なひらめきを駆使したから勝てたのだ、というのがこの授業の出発点ということです。

じゃあ、戦略的なひらめきのためには何が必要か?というと、次の四つの要素が必要だとしています。
1:普通では思いつかないような、問題設定と解決方法の閃き
2:虚心坦懐であること(新しい可能性にオープンであること)
3:歴史上の具体例(ひらめきを得るソースになる)
4:決意(不確実性がある中で戦略を実行する力)

最初からすべてを計算してやることが美しいとは思いながらも現実はそこまでうまくはできないよね、というフラストレーションが僕の中にはあったのですが、この授業は、それが普通だしそこから始まるんだよ、というメッセージという風に理解しました。ロジックから演繹的に整理していく西洋流の思考方法が主流の中で、この授業はオルタナティブなマインドセットをえるきっかけになるのではないかと期待してます。
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[ 2008/10/26 01:46 ] 授業 | TB(0) | CM(2)

最近のウォールストリートについて 

今学期は欲張って実質7科目も受講した結果、かなり大変です(とブログがおろそかになっている言い訳を少々)

しかし、9月になってから、NYにいることを非常にうれしく思っています。
不謹慎かもしれませんが、リーマン破たんあたりからの毎日のニュースを見るのが非常に楽しい!
投資銀行が次々倒れ、アメリカ政府が緊急支援策を講じるも、今日は米議会であっさり否決されたようで、もはや視界ゼロ状態。毎朝、新聞をチェックするのが喜びです。

こうした日々のニュースがダイレクトに授業で議論されるのが非常に知的に面白いです。
特にMishkin教授によるFinancial Market and Economyの授業では、毎回授業の半分を時事ネタの議論に当てています。Mishkin教授はつい最近までFRB理事を務めていたこともあり、経済理論のみならず、アメリカの住宅業界のロビーイストが陳情しまくっていたことなどがサブプライムの原因の一つにあるといった政治的な観点も盛り込みつつ、話をしてくれるので面白いですね。

みなさん御存じかと思いますが、最近、東京三菱UFJ銀行のモルガンスタンレーへの投資など、邦銀の米金融界での存在感が増していますが、それについてもMishkinの授業で議論しました。驚いたことに、学生の大半がこうした邦銀の最近の台頭を認識していました。日本人としてはバブル崩壊以降、ジャパンパッシングとまで言われて歯がゆかったのですが、最近は非常に励まされています!
[ 2008/09/30 10:18 ] 授業 | TB(0) | CM(0)

新学期突入 

またまただいぶん日が経ってしまいました。
オリエンテーション終了後、自分が代表を務めるISAB(留学生団体)とJBA(日本ビジネスアソシエーション)の運営や、新学期の授業開始となかなか立て込んでおります。
ゆっくりそれらについて振り返って、ブログにまとめたいのですが、それはもう少し先のことになりそうです。少々お待ちを!
[ 2008/09/08 13:11 ] 授業 | TB(0) | CM(0)

アメリカ人のプレゼン能力 

今日はマクロ経済の授業で、プレゼンテーションをしました。
テーマは、FRBはインフレターゲットを採用すべきか否か。
大成功でしたが、改めてアメリカ人学生のプレゼンテーションにおける長所を痛感したので、ちょっと整理したいと思います。

①準備をしてこない。
まあこれはアメリカ人に限った話ではないし、ちゃんとしてる学生もいるのですが、あまり下調べをしないままミーティングに臨みます。そんで、15分くらいで資料をななめよみして、ブレインストームもそこそこに、早速プレゼン資料の作成に着手します。準備をしてこないという会議の非効率性は、いきなり課題に着手するという過激なアプローチで相殺されることになります。(したがって中身をちゃんと吟味するのは、準備をしてきた僕の責任になったりする。。。)

②エンターテイニングである
インフレターゲットの論点整理や、アメリカ経済の現状分析もそこそこに、面白さを追求します。
たとえば、プレゼン冒頭に「FRBはコンピューターに置き換えられる!?」という物議を醸すタイトルで、教授の写真がコンピューターの絵に追い出されるアニメでイントロをして、
その後、プレゼンではインフレターゲットとは、厳格なルールというよりは金融当局の柔軟な政策決定をガイドするフレームワークのようなもの、いわば人間とコンピューターの両面を併せ持つものだといい、
最後に冒頭のコンピューターの絵を、教授とターミネーターをキカイダーみたいに左右で合わせた、下の写真が追い出すというもの。
総じて言えば、中身は適当にしかし堂々と、プレゼンでしかできないことをダイナミックにプレゼンした、と評価できるかもしれません。少なくとも教授や学生はいたくご満悦でした。

③日本人もやろうと思えばできる!?
こうしたプレゼン能力はアメリカ人のすぐれた点だと思います。
他方、日本人にまねできないかというと、もちろんそうではないと思います。
実際、上記のターミネーターのアイディア出しも、僕の冗談から生まれたものなので。
ただ、本気でそれを採用しちゃうチームのノリの良さ、それを受け入れるオーディエンスのノリの良さ、そうした環境ではぐくまれた自由でダイナミックなマインドセットが、特筆すべきなんだと思います。



[ 2008/07/18 00:19 ] 授業 | TB(0) | CM(3)

Student initiative 

前回のエントリーに関連して、今年から新しく始まった授業紹介動画について。

CBSにはGBA (Graduate Business Association)という名前の学生の自治組織があり、キャリアやアカデミーなどについて学生の意見をとりまとめ学校と調整しています。そのGBAのアカデミー関係のイニシアティブとして今年から始まったのが、各教授による授業の紹介の動画です。

確かにシラバスや過去の学生の評価やビッディングポイントではどうしてもわからない、教授の雰囲気を知るには非常に有益だと思います。日本の大学ではイメージできない学生の自治意識の高さと、学校の対応の良さが、さすがだなと思いました。

ちなみに、紹介動画の例として、有名教授レスニコフによるターンアラウンドマネジメントのリンクです。彼女は非常にディマンディングで厳しい先生として有名であり、同時に人気教授でもあります。

http://merlin.gsb.columbia.edu:8080/ramgen/video1/admin/electives/resnikoff.rm

[ 2008/07/14 13:40 ] 授業 | TB(0) | CM(0)
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natsuki

Author:natsuki
コロンビアMBAに2008年1月から留学しています。

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