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ニカラグア報告 その1 

週末のリフレッシュを終えて、いよいよ今日からニカラグアでの活動開始!

まず、そもそもなぜニカラグアに来たのかからおさらいします。
今回のプロジェクトはアゴラパートナーシップというアメリカのNPOがクライアント。
アゴラはニカラグアの社会的起業家(社会に貢献するビジネスを行っている起業家)をサポートするNPOです(資金提供、コンサル等)。今回僕らはアゴラのクライアント企業が社会にどれだけ貢献しているか(社会的貢献)を測るための指標・基準作りを依頼されました。

基準作りのためには、ニカラグアでのビジネスの実態を理解することが不可欠、との観点から、こうしてニカラグアに来て中小企業にインタビューをしているわけです。今日は、Agguという離乳食を作っている企業を訪問しました。

行ってみてまず驚いたのは、企業とはとても呼べない実態でした。トタン屋根の一部を改築して作ったセメント壁の「工場」に、2000ドルをはたいて導入した鍋、コンロ、蒸し器(容器の殺菌消毒用)の「設備」。2000ドルは、法定最低賃金が一日2ドル弱の国からすれば大金です。しかし、所詮は家内制手工業、大手の流通に卸すには量が少なすぎるということで、年に数回開催されるフリーマーケットで売ったりしながら生計を立てているそうです。

インタビューに来たわけですが、こんな状況を見てみんな真剣にコンサルティングしました。
先日テストを終えたストラテジーの授業で学んだファイブフォース分析でもって分析すると、
・参入障壁:政府の許認可が必要。また設備投資が必要。しかしそこまでバリアは高くはない。
・客の交渉力:多くの家庭は貧しくプライスセンシティブであるため不利。
・仕入業者の交渉力:加熱殺菌に耐えるビンを提供できる業者は少ないので不利。ビンは製造コストの半分以上を占める。
・代替商品:自家で作れるが、そこまで脅威ではない。
・他社との競合:アメリカとベネズエラからの輸入品がシェアを二分している。

で、この企業の比較優位性は、
・オーガニック100%(防腐剤なし。他の二社は防腐剤入り)
・メイドインニカラグアである。
・相対的に最も安く製造できる。

僕らとしては、社長がいい人だったので、いろいろコンサルティングを試みた。具体的には、
・ラベルが比較優位性を訴えていない。(隅っこに小さく説明してるにすぎない)
・そもそもプライスコンシャスな貧しいセグメントを狙うより、裕福な層にハイエンド商品として売り込むべきではないか?
・ニカラグアのハイエンド市場が小さいのであれば、隣国コスタリカに輸出してはどうか?
などをアドバイスしました。

先進国から来た僕らからすると、食品とりわけ乳幼児が口にする離乳食であればオーガニックであることに大きなメリットがあると思うのですが、そういう需要があることにいま一つ実感がわかない社長にもどかしさを感じるとともに、それがニカラグアの現実なのかもしれないな、と悲しく思いました。
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[ 2008/03/11 14:15 ] 課外活動 | TB(0) | CM(1)
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[ 2008/11/12 11:00 ] [ 編集 ]
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Author:natsuki
コロンビアMBAに2008年1月から留学しています。

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