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卒業式 



今日はコロンビア大学の卒業式でした。コロンビア大では、キャンパスのど真ん中のスペースに野外コンサートみたいな施設を導入して、そこでやっていました。よくアメリカの大学の卒業式でみる帽子とローブは、コロンビアの場合は水色なんですね。

僕らもあと一年で卒業です。なんかようやく一学期を終えたばかりではあまり実感もわきませんが、気を引き締めて充実した学生生活を送ろうと思いました!
[ 2008/05/22 11:08 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

日本的ビジネス慣行 



春休み最終日の今日、かねてから読み進めてきた本「セイビング・ザ・サン(ジリアン・テット著)」を読み終えました。

この本は1998年に長銀(日本長期信用銀行)が破たん・国有化され、その後はげたかファンドと批判されたリップルウッドに買収されて、新生銀行として2004年に再度東証に上場されるまでの流れを描いたものです。名だたる関係者にインタビューをして書きあげられていることが伝わってくるような、極めてリアリティのある本です。

この本を読もうと思ったきっかけは、日本的ビジネス慣行について理解を深めるためです。よく日本のビジネス慣行は資本主義とは異なる原理によって動いている、さらに言えば不透明である、という批判が欧米社会からなされるように思いますが、どういうことを言っているのだろう?と常々思ってきました。この本はいうなれば外国人の視点で、近年のもっとも物議をかもした企業再編の事例を取り扱っているので、そういうことがわかるかなと。

読み進める中でもっとも興味深かったのは、日本とアメリカの銀行に対する見方の違いが随所に発見されたことです。例えば、日本では銀行は公器であり、短期的な利潤最大化よりも長期的な取引関係の継続による利潤の最大化を目指しているように思われます。他方、アメリカの場合銀行ビジネスがいかにそれぞれの融資案件で利潤を出せるか、裏を返せば、不良債権の場合、速やかに処理することが望ましいということになります。

僕はこの日本流のLong-termでcooperativeなやり方も一つのモデルであると思います。しかし、それがバブル崩壊、アジア通貨危機(外需の落ち込み)といった90年代の日本を取り巻く厳しい状況の中でワークするものであったか、と言われるとやはり厳しいものだったと言わざるをえないと思います。

もし背後にある文化的な違いを捨象して、それぞれは単なるビジネスモデルであるとすれば、経済が順調であるときには日本型が、経済が不調で構造調整が必要な場合はアメリカ型が望ましいのかもしれません。ただ、そういう発想は戦後一貫して成長を続けてきた日本にとってはなく、長銀破たん当時のマスコミ報道や政治の受け止め方が厳しいものであったことも、また無理のないものだと思いました。

このような日本文化に根ざした日本型モデルは、残念ながら欧米には依然不透明なものとして映るのでしょう。僕もどちらのモデルが今後の日本にふさわしいのかわかりません。ただ、世界でもまれなほど勤勉な日本人からなる日本経済が本当に落ち目なのであれば、それは経営手法・モデルを大きく見直さないといけないということなのかもしれません。
[ 2008/05/12 12:32 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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natsuki

Author:natsuki
コロンビアMBAに2008年1月から留学しています。

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